XMは口座タイプがスタンダード口座、マイクロ口座、ゼロ口座と3つあるので、どれを選べばいいのか分からない方もいるかと思います。
このページでは、XMのスタンダード口座とマイクロ口座の違いと、あなたはどの口座タイプが合うのかを詳しく解説していきます。
- XMのスタンダード口座では1ロット10万通貨、マイクロ口座では1ロット1000通貨
- XMのマイクロ口座は少額取引向けの口座
- XMのマイクロ口座は取引経験を積みたい初心者の方におすすめ
- XMのスタンダード口座は投資資金5万円以上の収益を伸ばしたい方におすすめ
XMのスタンダード口座とマイクロ口座の違いは大きく2点のみ
XMのスタンダード口座とマイクロ口座の違いを表でまとめると次のようになります。
マイクロ口座 | スタンダード口座 | |
---|---|---|
最大レバレッジ | 888倍 | 888倍 |
1ロットの単位 | 1,000通貨 | 100,000通貨 |
最大ロット数 | 100ロット | 50ロット |
最大保有可能ポジション | 200ポジション | |
最小取引サイズ | MT4:0.01ロット=10通貨 MT5:0.1ロット=100通貨 |
0.01ロット=1,000通貨 |
ボーナス有無 | あり | あり |
手数料 | 無料 | 無料 |
平均スプレッド(例ドル円) | 1.7pips | 1.7pips |
ロスカット水準 | 20% |
XMのスタンダード口座とマイクロ口座の違いは、大きく2点しかありません。
- 違い①1ロット当たりの通貨価値
- 違い②最小ロットと最大ロット
では、違いについて詳しく解説します。
違い①1ロット当たりの通貨価値
XMのスタンダード口座とマイクロ口座1ロットの通貨価値が異なりますので、注意が必要です。
スタンダード口座では、1ロット10万通貨、マイクロ口座では、1ロット1000通貨です。
XMのスタンダード口座とマイクロ口座の1ロットは、100倍もの違いがありますので注意が必要です。表にすると、以下のようになります。
ロット数 | スタンダード口座 | マイクロ口座 |
---|---|---|
0.01 | 1,000通貨 | 10通貨 |
0.05 | 5,000通貨 | 50通貨 |
0.1 | 10,000通貨 | 100通貨 |
0.5 | 50,000通貨 | 500通貨 |
1 | 100,000通貨 | 1,000通貨 |
10 | 1,000,000通貨 | 10,000通貨 |
こんなに違います。実際に見比べてみるとよくわかりますね。
XMのスタンダード口座の1pipsあたりの利益(損失)
XMのスタンダード口座で1ロット取引すると、1pipsあたりの利益(損失)は、以下の計算で1000円になります。
- 100,000通貨 × 1pipsは0.01円 = 1000円
しかし、マイクロ口座なら100分の1なので、1ロットあたり、わずか10円の利益(損失)になります。
スタンダード口座とマイクロ口座の1pipsあたりの利益(損失)比較
ロット数 | スタンダード口座 | マイクロ口座 |
---|---|---|
1pips(0.01円)の損益 | 1,000円 | 10円 |
10pips(0.1円)の損益 | 10,000円 | 100円 |
100pips(1円)の損益 | 100,000円 | 1,000円 |
ちなみに1ロット当たりの通貨量は海外FX業者や業者内の口座タイプによっても異なります。
違い②最小ロットと最大ロット
XMのスタンダード口座とマイクロ口座では、一回の発注で可能な最小ロット数と最大ロット数にも違いがあります。
ロット数 | スタンダード口座 | マイクロ口座 |
---|---|---|
最大ロット数 | 50ロット(500万通貨) | 100ロット(10万通貨) |
最小ロット数 | 0.01ロット(1000通貨) | 0.01ロット(10通貨) |
マイクロ口座で10万通貨を超える取引をしたい時は、2回に分けて発注しないといけません。
また、XMの保有可能ポジションは両口座共に200ポジションまでなので、スタンダード口座とマイクロ口座の最大で保有できる通貨数は以下の通りです。
各口座の最大で保有できる通貨数
ロット数 | スタンダード口座 | マイクロ口座 |
---|---|---|
最大で保有できる通貨数 | 10億通貨 (500万通貨 × 200) |
2000万通貨 (10万通貨 × 200) |
スタンダード口座とマイクロ口座では最大で保有できる通貨数も大きな差があることが分かります。
XMのスタンダード口座とマイクロ口座の共通点
①CFD取引の際の1ロット当たりの価値は同じ
原油などの商品や日経225インデックスなどの株価指数や株式のCFDは、スタンダード口座とマイクロ口座は同じロット単位で、取引することになります。
マイクロ口座限定の取引銘柄は、「micro」とついているので、それで確認できます。
「micro」とついているものは、1ロットが、スタンダード口座の1ロットの100分の1になっています。
たとえば、「USDJPYmicro」と言った具合になっている場合がそうです。
②スプレッドは同じ
XMのスタンダード口座もマイクロ口座もスプレッドに関しては、全く同じです。
スタンダード口座・マイクロ口座とゼロ口座の違い
XMのスタンダード口座とマイクロ口座のスプレッドは同じですが、ゼロ口座のスプレッドが狭いです。(ドル円では、平均0.1pips)
スプレッドが狭い代わりに取引ごとに手数料が発生します。(スタンダード口座・マイクロ口座は手数料なし)1ロット当たり片道5ドルです。
なので、割と多めの資金でスキャルピングなどをやる人向けの口座といえます。他にもいろいろ違いがあります。
ロット数 | ゼロ口座 | スタンダード・マイクロ口座 |
---|---|---|
最大レバレッジ | 500倍 | 888倍 |
最低入金額 | 100ドル | 5ドル |
ボーナス獲得 | 不可 | 可 |
商品CFD取引 | 不可 | 可 |
XMゼロ口座の1ロットの単位や最小取引ロット数はスタンダード口座と同じです。
ゼロ口座限定の取引銘柄は、銘柄の最後に「.」があるのが目印です。たとえば、USDJPY. のような感じです。
できれば10万円ぐらいは用意して、最大レバレッジは500倍ですが、常に100倍以下の状態で取引しましょう。
つまり、証拠金維持率で言うと500%以上の状態ということです。でないと、いくらスキャルピングでも、相場の急変時には大きなリスクを背負うことになります。
また、XMではゼロ口座のみボーナスは付与されませんので、ご注意ください。
XMではスタンダード口座とマイクロ口座どちらを選べば良い?
XMでスタンダード口座とマイクロ口座どちらを選べば良いか、それぞれおすすめの人を解説します。
XMのマイクロ口座を選ぶべき人は?EAの検証に最適!
XMのマイクロ口座を選ぶべき人は次のような方です。
- FX取引が初めての人
- 投資資金が50,000円以下の人
- デモ口座の経験はあっても、リアル取引は初めて、もしくはリアル取引で成果の出せない人
- EAの検証をしたい人、もしくはデモ口座でEA検証中だけど、うまく検証できない人
マイクロ口座かスタンダード口座かを分けるポイントは資金力と取引経験です。特に取引経験です。
マイクロ口座の場合、最小ロット数だと、10通貨単位ですが、最大レバレッジが888倍だから、最小必要証拠金は、1ドル110円とすると1.24円(110円 × 10 ÷ 888)です。
つまり、わずか数円でトレードを経験できるので、トレード経験を積みたい初心者の方にはうってうけの口座といえます。
デモ口座で経験するという人もいますが、デモ口座はあくまでデモ用であり、実際の口座とはスプレッドも約定スピードも違うので、デモ口座で取引に慣れても、実践的とはいえないのです。
初心者の方は、マイクロ口座で十分経験を積んで、スタンダード口座にステップアップした方がよいです。
また、EAの検証にもXMのマイクロ口座は最適です。デモ口座では先ほど述べた理由から、本当の検証ができないことが多いです。
その点、マイクロ口座なら、実際の取引口座で、必要資金も限りなく小さいですから、EAのテストにはぴったりといっていいでしょう。
XMのスタンダード口座を選ぶべき人は?
XMスタンダード口座が向いている人は以下のような方です。
- FX取引の経験があって、今後収益を伸ばしたい人
- 投資資金が5万円以上の人
ある程度、取引経験がある人、利益を着実に伸ばしていこうという段階にあるトレーダーは、スタンダード口座を選びましょう。
特に1回の取引が1万通貨を超える人は、やがて資金が増えたり、資金をさらに投入すると10万通貨に近づくので、1万通貨以上の取引をするなら、スタンダード口座が向いています。
金額で言うと、5、6万以上の資金を使うならスタンダード口座です。
XMでユーザー数の多い口座タイプはスタンダード口座
このデータからも、マイクロ口座は、一部の初心者トレーダーや少額資金トレーダー向けだということが推察できます。
XMでマイクロ口座からスタンダード口座に変更は可能?
XMでマイクロ口座からスタンダード口座に変更することはできませんが、追加で口座を作ることが可能です。
XMでは1ユーザー8つまでの口座を開設できるので、口座を乗り換えるというよりも新たに口座を追加することになります。
XMで追加口座を作る方法
XMで追加口座を作るのは、マイページにログインして次の「追加口座を開設する」をクリックして必要情報を入力するだけでとても簡単です。
また、マイクロ口座〜スタンダード口座間で資金移動も簡単にできます。